刀ステ悲伝(ネタバレあり)

もう見たら書かずにはいられない…それが末満さんの脚本…ということで、とりとめもなく書いていきます…(笑)
素人が好き勝手書いておりますので追記やら書き直しやらすると思いますが、どうぞご容赦ください。


今回はどうしても生で一度見ておきたい(ジョ伝ライビュでそう思った)と、藁にもすがる思いで一般頑張りました…見切れ席だったけど(笑)
2階席だったので全体がよく見えたぶん表情や細かいところはわかりませんでしたが、それでも圧巻!!いいもの見た!!給料分の仕事しすぎ!!
もうキャストさんもアンサンブルさんもスタッフさんも皆ちゃんと休んで…2公演とか鬼過ぎる…と思いました…。


生で見たのは虚伝再演以来なので、こうも変わるか~という感じでした(チケットご用意されなかった)殺陣の量が変わりすぎててビックリ(笑)

さて、本題というかこの本丸の集大成である悲伝をどうにかして読み解きたい気持ちでいっぱいになる最後でしたが、これは誰もが三日月を助けたい、救いたい、という気持ちからだと思います。

私は不如帰は三日月だったのかなと…ループする度に本丸から離れざるおえない三日月は本丸に帰りたいんじゃないだろうか…とお芝居を見てて思いました。
鵺(時鳥)は集合体(映像では10振りくらいあったような??短刀は無かったけど1振り短かったように見えたので脇差し??確認したい)で、恐らく三日月も混じっている。
自我を持った鵺の一人称は俺、そして三日月と同じ台詞と殺陣、これは鵺の中には三日月がいることを示していると思うので、鵺はある意味主を守りたかった時の三日月なのかもしれないなぁと…。
不動もあの時の俺だ!と言っていたように、歴史上(元の主にいた頃)での刀剣男子が鵺というものだったのかも…時代時代で刀というものの有りようが変わるので。(終盤の銃が出てきたときに刀の時代は終わったのだなぁと思い切なくなりました…)

黒甲冑(というか鶴丸?)も言っていたように、時の政府やさにわ達の傀儡でいる限り戦いは終わらない…これめちゃくちゃヤバいこと言ってますよね…戦いが終わったら彼等はどうなるんだろうって…ふと考えてしまいました。
今回でも時の政府は本丸ごと消そうとしてたし…。
戦いが終わったら皆、鉄の塊に戻されちゃうのかなぁ…三日月が見たことのない未来は果たして幸せなのか…まんばちゃん達があのあとどうなったのかも気になる…(闇が深まった感)

桜がかなり出てきてますが、これはやはり話の中で神話のコノハナサクヤヒメが出てきていることと関係あるかなぁと…歴史の勉強全然だし考察下手くそなんでサラッと流してもらえるといいんですが(笑)
刀剣男子は桜から生まれる→桜を媒体にして人の身を得る、ということと捉えました。黒甲冑は人の身ではですし(鶴丸の中に入れる時点で思念と考えられる)、コノハナサクヤヒメはアマテラスオオミカミの孫の嫁(アマテラスオオミカミは日本人の祖といわれているって義輝様がいってたような…)だって言うし、その子供であるなら人の身も持てるかも??
鵺が誕生したのはその桜に義輝様の血が入ったことで思念が伝わったのかなぁと…桜に思念を込めれば刀剣男子が生まれる…とか??うーん…まとまらない(笑)

ちなみに思念とそれを依り代にするもの、名付けはとても大切なようで、黒甲冑も政宗さまに黒き甲冑と名付け(政宗さまに自覚はないけど)られたことで自我が宿ったのではないかなぁと考えてます。ただし、鵺と違い人の身ではないので政宗さまや鶴丸にも乗り移れる。
黒甲冑も鵺も、なんなら時間遡行軍の刀達も刀剣男子と同じなんじゃないかなぁと…時間遡行軍と刀剣男子の違いは名付けられてない(名もなき刀で物語がない)からでは…と思うと彼らにも私が知らないだけで歴史があったのではないかなぁと思ってしまうんですよね…。(考えすぎ)


最後時空が砕けてしまいますが、あれのきっかけが知りたい…(三日月が逃げたときかなぁ…思い出せない)ループの最後はいつも砕けちゃうのかな…
きっと最後はいつも約束の地で約束するんですよね…まんばちゃんと。
でも、あの時例え約束通りになったとしても三日月いなくなっちゃうんですよ…三日月はもしかしたらそれで満足かもしれないけど、まんばちゃんにとってどっちの選択も悲しいものでしかないのが辛くて仕方ない…(書きながら泣いてる)

だから、あそこが結いの目を切る場面ではないのではないかなぁと…ただ、脚本的に今後変えるとするならあそこだけなんですよね…変えられるの(笑)顕現して未来の本丸に合流する場面を描けば一応大団円なんですよね…(笑)じゃないとお話の流れ全部変えないといけないし…。
ただ、同じ三日月なのかと言われると…(また闇が…)

鵺の「ぼくはよしてるさまの…か、か、かたなだから」と何度も出てきますが、いつでも刀ということに戸惑っていている様に思いました…ここに違和感というか、名前がないから戸惑っているのか刀と認められないという暗示なのか…

どうすれば結い目がほどけてループから三日月を助け出せるのか…そして何故それはまんばちゃんでなければなかったのか…それを明かして欲しいー!でもそれはきっと続編ー!次のシリーズー!!

とはいえ、三日月が最初から提示していた謎はこの集大成を持って示されたわけで、このシリーズの集大成というのに間違いはないんですよね…むしろとてもスッキリしました。
次のシリーズ待ってますよ!!(やらないなんて思ってないし、出来ればキャスト変更なしでお願いします!殺陣ここまで出来るキャストそうそういないから!!)


追記
ライビュ当たったので再確認してきます!
結いの目を切ればいいのか、それともほどけばいいのか…時空の狭間と言われたあの場所はなんだったのか…どこからいつも通りのループだったのか…どうすればループは終わるのか…教えてよ、三日月さん…

あと軍義少し変化しているという話を見てマジか…となってます。私が見た時確かに「この話前にもしたような…?」って台詞言ってましたよ…え、そこから変える…??まじで??確かにあそこで変化が起きればループは無くなるかもしれない…

本丸襲撃が起きてしまえば三日月を救うルートが無くなるので(時の政府に結い目であるとバレるので)その前に決着を着けねばならないんですよね…軍義のところから変化しているのなら…もしかしたら…??それとも台詞間違い??あー気になる!!

さらに追記
明治座の段階でとてもいい考察をされてる方々がいて、勉強になります!!
義伝でもループが起こっていてその時の三日月の台詞から、ループから脱出する方法を考えました。
義伝では黒甲冑の執念がループの起点である→起点である黒甲冑を倒すか、歴史が変わる(黒甲冑の希望)しかループからは抜け出せない、ということになってました。
これ悲伝でも当てはまるのでは?と考えると、
三日月がループの起点である→三日月を倒すか、歴史が変わる(三日月が望む未来)がループから抜けだす方法なのでは?

さて、ではどうすればいいのか。
単純に考えればまんばちゃんが三日月に勝てばいいのですが、そうはいかない。勝っても三日月は消えてしまうので…(ただし、再度同じ記憶をもって顕現してくれるなら…という思いもありますが、それは果たしてあの三日月なのか疑問が残るので置いておきます。)

それが駄目なら歴史を変えるしかない。どこを変えれば三日月の望む未来に繋がるのか…今回だけでは答えでないのかなぁ…これは。

さらにさらに追記
ばみちゃんループ説もあったので、ジョ伝見たときに感じた違和感だけ書いておきます。
1幕で秀吉と会ったばみちゃんの台詞なんですが、まだ顕現していない三日月の映像を見てハッキリと「三日月宗近」と言ってるんですよね…また、同田貫に関しても正国呼びと同田貫呼びのシーンがあります。
三日月といたときの記憶がなくなっているばみちゃんが三日月宗近って言うのおかしいんですよ…三日月顕現前でしたからね、あのシーン。
悲伝みる前でなんでなんだろうと疑問だったのですが、ループしている、いないにしても過去の記憶がない=本丸の記憶が残るという部分は少なからずあるのでは?と…うーん、ここはもう少し考えてまとめます。
ばみちゃんだけでなく、もしかして各公演にそれぞれ記憶が残ってるという表現をしている台詞あるんじゃ??

あともう一個、時の狭間はやはり海なのかな…と思いました。あの爆弾が原爆の表現であるならGHQによる刀狩りによる海洋投棄されたという表現なのでは…え、自分で考えてみて怖い…多くの刀が眠っている海…そこが約束の地なの…??